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【広告】②業界研究「日本の広告費」

こんばんは。

今日のお題は「日本の広告費」。

広告業界を目指す方は参考にどうぞ。

 

日本の広告費」とは、

業界人なら一発で分かるほど有名な資料です。

 

日本の広告費」とは毎年電通からリリースされる広告市場の概況をまとめた資料であり、業界人が必ず目に通すものです。

 

内容は大きな市場の流れをまとめたもので、難しい専門知識はほとんど必要ありません。

 

転職活動中の方はぜひ目を通しましょう。

 

こちらからどうぞ。

2017年 日本の広告費 - ニュースリリース一覧 - ニュース - 電通

 

気になるポイントをいくつかピックアップしてみます。

日本の広告費は、6年連続でプラス成長
●総広告費は6兆3,907億円、前年比101.6%
●インターネット広告費は、4年連続二桁成長 

ポイント①は、総広告費。

ここ2、3年は「総広告費6兆円」で落ち着いていましたが、この勢いでいくと「総広告費7兆円」という表現になるかもしれません。

 

まず押さえる点は、

市場「全体」は成長している

ということ。

 

ポイント②は、拡大と縮小。

「マスコミ四媒体広告費(衛星メディア関連も含む)」は、2兆7,938億円(同97.7%) と3年連続で減少。

テレビ、新聞などマス媒体は予想通り縮小。

ただしラジオは微増している点に注意。

2017年にラジコ搭載のスマートスピーカーが発売されたことに伴い、利用者が増加しており、今後も接触者数の増加が期待される。

スマートスピーカーとの連携。

既存メディアも新しいテクノロジーとの掛け合わせで共存している模様。

◇インターネット広告制作費:2,888億円(同106.1%)

多くの方のイメージ通り拡大傾向。

 

ポイント③は、市場規模。

 

インターネット広告は、拡大市場である一方、絶対的な規模感は押さえておきましょう。

 

総広告費6兆円のうち、2,888億円。

実は全体の5パーセント程度。

◇折込:4,170億円(同93.7%)

インターネット広告より新聞折込の方が広告費は大きい。

 

サイバーエージェントなど名の知れた企業名が先行し、巨大な市場をイメージしがちですが市場規模はそれほど大きくありません。

 

将来性はありますが、現時点で言えばマス四媒体の圧勝です。

 

転職の観点で言えば、高年収を希望するのであれば、やはりマス四媒体は魅力的です。

 

転職してしまうと慣れない仕事に追われ、自分の勤める企業がどんなポジションか見失いがちです。

 

転職活動中だからこそ大きな視点で業界研究をしてみましょう。

 

ちなみに…

 

インターネット広告代理店に転職して改めて思いましたが、やはりマス広告の威力は絶大です。

 

CM等のマス広告と連動して、インターネット広告からの流入が増えることは多々あります。

 

社会全体に大きなインパクトを与えるならマス媒体でしょうし、ユーザーに合わせて細かな広告を打つならインターネット広告でしょう。

 

広告が企業とユーザーをつなぐ装置だとすれば、

 

・どんな広告主と仕事したいか。

(大企業なのか、中小企業なのか)

・どんな手法でユーザーにアプローチするか。

(マス広告なのか、インターネット広告なのか、屋外広告なのか)

 

この2軸で考えてみると目指す企業が具体的にイメージできるはずです。

 

ちなみにインターネット広告業界で言えば、

 

ナショナルクライアントと呼ばれる大手企業を担当できる代理店は限られてきます。

 

サイバーエージェント

セプテーニ

・オプト

トランスコスモス

アイレップ

など

 

一方で少額予算の中小企業向けのサービスを提供する代理店はたくさんあります。

有名なところだと、最近勢いのあるソウルドアウトなど。

 

・どんな広告主と仕事したいか
・どんな手法でユーザーにアプローチするか

 

ざっくりでも構いません、一度考えてみることをお勧めします。